クリスマスローズに魅せられた男の、汗と涙、笑いにあふれた日常です
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クリスマスローズの原生地を訪ねて その4
2013-04-12 Fri 01:46
今日は、寒の戻りってヤツでしょうか?すごく寒かったです。
こう寒暖の差が激しいと、鈍った体に響いてきます・・・。
今日は早く寝たいなぁ。


さて、原生地レポート第4弾です。
4月1日。
エイプリルフールですが、特に気のきいたウソをつくわけでもなく、一行はワイワイ言いながら
スプリトをあとに、北を目指します。

20130401a
アドリア海よ、さようなら!!


あ、ちなみに4月1日はうちの結婚記念日でして・・・。
旅に出る前に、前祝い?をしてきたので、特に電話などすることもありませんでした。
一応帰りにおみやげ買ったから許してもらえた・・・かな?


20130401b
アドリア海沿岸から一気に山間部へ入っていきます。
山の上に砦みたいなのが見えたりして、情緒たっぷり。

ただ、ボスニア国境を超えると、一気になんにもない山道になってしまいました。
ボスニアは20年前まで内戦があったせいか、まだいろんな整備が追い付いていないところも
多いようで、まだまだ発展途上の段階だそうです。


20130401c
山道を抜ければこんな感じで集落や町が見え、それを過ぎればまた山道、みたいな感じ。

「モスタル」という町へ向かうどこかに、新しいヘレボルスのサイトがあるという情報をもとに、
探索が続きます。
この山道の両脇20キロメートルくらいが探索の範囲・・・。広すぎでしょ(笑)


20130401d
なんにも生えていないわけではなく、クロッカスが咲いていたり・・・。


20130401e
ヒメリュウキンカ?が咲いていたり。


201304011f
こんなんが自生してるんだから、たまらないですよね~。

でもやっぱり、ヘレボが見たい!!

山道走りながら道路わきを凝視していたので、やや気持ち悪くなってしまい、急いで酔い止めを飲みました。


しばらく探索していたんですが、一向にヘレボが現れる気配がない。
「ネットの情報はガセネタだったのか!?」
と、ちょっと焦り始めたのでした。

「あっちの丘の上のほうじゃない?」とか、「あっちの道だったんじゃない?」
と、思い思いに意見を言い始めます。

(このサイトは諦めるしかないかなぁ~。これ以上横向いてるとまじで酔う~)

と思っていた時、

「あった!!」

某店長さんが声をあげました。
さすがだ~。
この旅で大体一番早く見つけるのが某店長さんだったんだよね~。


201304011g
このサイトはこんな感じ。
荒涼とした感じの場所でしょ?

ここは、低木の下とかじゃなく、斜面のいたるところに点在していました。
ただ、牧草だか草だかが茂っていて、夏場はヘレボは隠れちゃうくらいかもしれません。

201304011h
こんな花とか・・・。


201304011i
こんな花とか・・・。

ベインの濃い個体を多く見つけたサイトかもしれないです。
もちろん、グリーンだけあ、ピコティ、バイカラーもありますよ。
ただやっぱり、自分好みの個体を探して写真を撮るんで、残ってるのはこういう花ばっかになります。


201304011j
この旅で一番、
「かわいいな~」
って見とれてしまった花。
確か、TwitterとFacebookにも載せたと思います。

このころっころ加減と、ベインの濃さ。バイカラーのコントラスト・・・。
夢を見てるみたいでした。

ここのサイトは、トルカータスとムルチフィダスの交雑ゾーンだと言われました。
ただ、昨日まで見てきたゾーンよりも遥かにトルカータスの面影を感じられる気がしました。

ひとくちに「交雑ゾーン」と言っても、サイトによって全く様相が違って本当に面白いです。

ちなみに・・・。


『何故そこがなんとかとなんとかの交雑ゾーンだとわかるの???』


って思いませんか?

自分もそう思って、野々口さんに聞いてみました。

結局は統計、データからの憶測になってしまうようなのですが・・・。
長年に渡る何人もの研究者によって、ここからここまではトルカータスが分布しているとほぼ確定されている
ゾーン、流れがあり、それに対し、ムルチフィダスやオドルスが分布しているゾーンもほぼ確定している。
その中間地点や、その近くのポイントに位置しているサイトであるから、何と何の交雑であろう、という
ことなんだそうです。

なので、いちいちそのサイトの花を遺伝子から調べているものではないんですね。


ただね、自分見たいに初めて原生地に行った人間でも、ある原種とある原種の間の地域の花を見ると、
あれ?混ざってるよね???って感じ取れるんですね。
これは行ってみてハッキリわかりました。

まぁ、分類学は研究家さんや学者さんに任せ、かわいい花を愛でていきます。
ほんと、交雑帯は「おお!!??」っていうかわいい花、変わった花がいっぱいあるんですよ~。


201304011k

ちょっと後ろの草が邪魔でしたね・・・。
花茎ぶっといでしょ?????
交雑だから太い、とかいうわけではなく、トルカータスも、オドルスも、花茎太いんですよ。
いかに日本で育てているものが本来の姿ではないのかがわかりますよね。
「ひょろひょろで、花が小さいものが原種」
なんて思ってた時期もありましたが、全く違いますね。


それにしても、今回の旅で初めてここまで晴れてくれて、ほっとしました。
じっとしてても少し汗ばむくらいの天気でした。


さすがにみんな気持ち良くて、ヘレボと一緒に記念撮影してる人もちらほら。

201304011l
・・・。

これはなんか別の撮影してるみたいに見えますね・・・(笑)


201304011m

クロッカスとヘレボが一緒に咲いてましたよ。
この個体もかなり色が濃いですね。


201304011n

恥ずかしながら、自分も記念撮影しちゃいました~。
ここは家畜のフンを見かけなかったので、気兼ねなく寝そべってました(笑)


いや~、晴れてくれたおかげからかもしれませんが、とてもいいサイトでした。
ゆっくり見るとこともできたし。
ここのベインの濃さはたまらなかったです。


一行はこのままボスニアを内陸へと進み、モスタルを目指します。


山道を抜け、湖畔のオサレポイントを発見!!

201304011o
ここは、湖周辺に別荘なのか、裕福な方が住んでいそうなキレイな家が点在してました。
庭も結構いじってあって、植栽してあったりとか。
庭でパーティしてる家なんかもありました。
リゾート地なのかな?


201304011p

湖畔に、プリムラ・ブルガリスが咲いてました。
ヘレボ以外の草花、さーーーっぱりわかんないんだけど、今回の旅で覚えましたよ。


201304011q

いっぱい咲いてます~。


しばしの撮影タイムのあと、また山道をひたすら走ります。
さすがに興奮しまくったあとなんで、寝てしまいました・・・。

そうそう、途中の町でレストラン入ってランチを、と思ったけど、現地通貨(マルカ)しか使えなくて、
断念したんだった・・・。
くっついてるスーパーでは、カード使えたんだけど・・・。

なのでこの日はランチなし。持ち寄ったお菓子やスーパーで買ったものを食べながらしのぎました。
まぁ、いきあたりばったり、そんなこともあるよね~。
対して体動かしてないからそんなにお腹も空かないし。


201304011r
山道の途中、ロケーションのいい場所にドライブインがあったので寄ってみました。
まだ今夜のホテルも探してなかったんで、その確認も含め休憩です。

それにしてもいい眺め♪
見る山見る山、本当にかっこいい。


201304011s
ボスニアのローカルなデザートだということで頼んでみました。
「Tufahijia」 トゥファヒーヤ?というそうですよ。
調べてみたところ、りんごのコンポートで、中にナッツが入ってみて、ホイップクリームを乗せたもの、
らしいです。
これ、めっちゃおいしかった♪
その土地のものを食べて当たりを引くとうれしいですよね~。


さて、肝心のホテルですが、モスタル周辺は大きめのホテルがなかなかなくて、苦労しました。
野々口さんのipad、サーショーと私のスマホ、3台を動員して検索!!
今回某店長さんが手配して持ってきてくれたwifiが、山の中でもばっちり繋がったので、
本当に助かりました。
ネット依存なのかもしれないけど、ネット繋がってると安心しますね~。


無事になんとかホテルも決まり、出発~。

おいしいデザートを食べ、またもや寝てしまいました・・・。


201304011t
モスタル到着です。

まだ明るい時間だったので、ホテルに荷物を置き、観光と夕飯を食べにでかけます。

モスタルはかなり歴史が古く複雑な要素が絡み合っている町だそうです。
石器時代からすでに人が住んでいたり、ローマ帝国支配下に置かれたり、オスマン帝国支配下だったり。
そして、ユーゴスラビアの一部となり、内戦、紛争、独立・・・。
世界史の教科書に書かれていた、まさにその地域なんですね・・・感慨深いけど、そこに住む人は
大変だったんだろうな。

非常に複雑な支配の入れ替わりの影響でか、この町はキリスト教徒とイスラム教徒が共存しています。
一応聞いた話では、居住区も決められているということなんですが、それはよくわかりませんでした。

奥にモスクが見えますね~。時間になるとコーランが流れてきます。
1日5回でしたっけ。
これがまた異国情緒を感じられてステキでした。


201304011u
奥に見える橋が、「スタリ・モスト」(古い橋)。
ネレトヴァ川にかかる、16世紀にかけられた橋だそうです。

内戦中に破壊されたけど、また復興工事を施し、今は世界遺産になっているそうですよ。

町の名前「モスタル」は、この橋から来たものだそうです。

民族紛争の標的となった橋が、今は友好のシンボルとなり、観光地となってるわけですね。


201304011v
橋の上から。

いや~、素晴らしい眺めです。
朝はイタリアに近い、アドリア海のムードに浸っていたのに、夕方にはムスリムなムード。
贅沢すぎですね。
同行した先輩たちは、
「こんなに観光したことないよね」
という言葉が。
大抵ホテルに到着するのは夜だし、出発は朝早いし。
これはこれでラッキーだったってことにしておきましょう~。


201304011w
橋を渡るとなんとなく風情が違います。
こちらはクロアチア系のキリスト教徒の居住区が近いんでしょうか?

ごちゃごちゃ~っと押し込められた街なんだけど、本当に面白いです。
ミニチュアのスタリ・モストのおみやげなんかも売ってたり。
日本とあんま変わらないですね(笑)


201304011x
そしてやっぱ猫がいる~。

この子は名物猫らしく、「オバマ」という名前だそうですよ(笑)
この近くのレストランへ入ったら、足元まで来てくれました。
スプリトの猫はツーーンてしてたけど、こっちの奴らはガンガン寄ってくる~。


201304011y
夕飯はトルコ料理!!!
なんかわからんがケバブだけはわかった(笑)

辛いのかな?と思ったけど全くそんなことなく、おいしかったです。
ただ、量が尋常じゃないぞ・・・。
2つのテーブルに分かれたんだけど、こっちのテーブルは女性2名男性2名。
むこうのテーブルは男性5名。うちひとりはスロヴェニア人。
こりゃハンデありすぎだろ~。

食後にアイス食べたかったのに、到底無理でした・・・。


201304011z
戦い(食事)のあと、すっかり暗くなってました。
ライトアップされたモスクもいいもんですね~。

ヨーロッパ入りして3日目。勢いでまわってきましたが、ここらへんで一呼吸できて、
「すごいとこまで来ちゃったもんだな~」
としみじみ思ってました。
こんなとこにひとりで置いてかれたらどうすりゃいいんだろうね・・・。


201304011za
観光地からちょっと離れると、内戦の傷跡がまだしっかり残っています。

壁に見える黒い穴みたいなの、すべて銃弾の跡。

201304011zb
これもそう。

でも、この建物、下の部分リフォームして普通に使ってます。
お店なんかは逆に注目させるために残してるみたい。

内戦中に逃げてしまい、持ち主がわからなくなった建物もたくさんあるそうです。
そういう建物は未だにボロボロのまま放置されてます。

なんか、こんなに大変な国に、
「花を見に来ました♪」
なんていうおバカな日本人がきていいもんなんだろうか・・・と考えさせられました。
自分は、内戦とか、戦争なんて身近に感じずに生きてきました。
でも、ここに住んでる自分と同い年の人たちは、あのニュースで見た大変な内戦のまっただ中にいた。

ちょっと気分が落ちてしまいました。


201304011zc
その一方で、近代化も押し寄せてきてる。
スマホも当たり前になってきてるし、近代的な建物もちらほら建ち始めてます。

大昔から、この地域は支配勢力が変わり、たぶんそのたびにちも流れてきたんでしょうね。
それに屈することなくこれだけの街を築いている。
そこには日本人からしたら想像できないようなたくましさ、信念、包容力、いろんなものがあるんだろうなぁ。

街で接する人たちはみんな明るく、笑顔でした。
その笑顔がもう消えないでほしいと感じました。


さて、次回。

いよいよモンテネグロへ入国!!
この旅、モンテネグロでの行程をたっぷりとってあります。
ある意味ここからが本番!!

お楽しみに~。


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この記事のコメント
no.2332:しみじみ
今回も楽しく、そしてしみじみとした、
興味深い内容ですね。

写真もまたまた素敵!しんさんもいい笑顔ですね♪

4月12日の読売新聞に、
『クロアチアの民族対立再燃』という記事が・・・。
ブコバルで、少数派セルビア系住民と、クロアチア人とで
キリル文字表記問題を機に、
またまた民族対立が噴出してきているようです・・・

少数派でセルビア正教徒のセルビア人
多数派でカトリック教徒のクロアチア人
セルビア系に対する暴力や差別は今でもあるそうです。

クリロみたいに、簡単に交雑っていうわけには、
いかない根深いものが、民族対立にはあるんですね。

同じ日本人同士だって、いろいろあるし(^_^;)
2013-04-17 Wed 10:49 | URL | ake #3mjSMqJQ[ 内容変更]
no.2333:akeさんへ
akeさん、こんばんは~。

某研究家さんがヘレボと記念撮影やってたんで、
自分も恥じらいなく撮っちゃいました(笑)
人間でも花でも、かわいい子と一緒に写真撮るとニヤけちゃいます~。

民族の問題については、ほんの数日間現地にいただけでもなんとなくわかりました。
スロベニア人のドライバー君は、やはりセルビア人やアルバニア人に対してあまりいい感情を持っていない感じ。
モンテネグロではアルバニア人の居住区には近寄らない方がいいとかね。
あと、日本人を含め東洋人の来訪が少ない地域に行くと、めっちゃジロジロ見られました・・・。

そうそう、モンテネグロの免税店で買ったワインを、オーストリアの空港で理不尽に取り上げられ、
「なんで???」と思ったら、EUに加盟していないからだとか・・・。
そんなこともあり~でちょっとモヤモヤはしました。

日本人にはなかなか理解できないですよね。
あえて突っ込むこともしないほうがいいのでしょうが、行くのであれば知識くらいは持っていたほうが良さそうですね。


2013-04-19 Fri 23:37 | URL | しん #knr25k1o[ 内容変更]
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