クリスマスローズに魅せられた男の、汗と涙、笑いにあふれた日常です
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クリスマスローズの原生地を訪ねて その9
2013-11-27 Wed 21:44
更新がなかなか進まずすみません。
いつの間にやら仕事は年末進行。
でも、年内には帰国まで書かなきゃ~。
うちのヘレボの近況や販売準備もしなきゃいけないですしね。



さてさて、plav(プラヴ)二日目。

泊まったホテルの部屋、めちゃ寒かった上に、お風呂のお湯が出なかった!!
後で聞いたら、何分も出しっぱなしにしてずーーっと待ってれば出たんだとか・・・。
そんなの知らなかったから、シャワーもできずに体を拭いてガタガタ震えながら寝ましたよ。
風邪引かなかったのは不幸中の幸い。

20131122a.jpg
朝、キーンと冷たい空気を感じながら外へ。
雪をかぶった山々と湖。寒々しい~。

不思議なもので、寒い寒いと感じると日本が恋しくなってきました。


20131122b.jpg
お日様を見ると、気持ちもググっっと上がってきます。

前の日に行ったセルビクスパラダイスが日に照らされてて幻想的♪
ほんの数分の奇跡でした。


20131122c.jpg
朝食~。

プラヴでは硬い肉料理が続き、ちょっと胃がもたれていました。
なので朝食は控えめに。
右に写ってるソースとチーズ、めちゃめちゃ美味しかった~。


20131122d.jpg
締めはトルココーヒー。
日本では全く飲んだことなかったけど、ハマりました。
日本で飲めるところあるのかな?


この日は、Kolašin(コラシン)へ戻る途中でヘレボルス観察。
セルビクスとオドルスが交わるゾーンがあるということで、新たなサイトを探します。

20131122e.jpg
車道沿いのサイトを観察していきます。

ここでビデオ撮影してたら、近くの高校?だかにいた若いやつらに「ふぁっきんめ~ん」とか言われた(笑)
ほんとに言うんだ~と思ったと同時に、ゴツイ体してる奴らにケンカ吹っかけられたら・・・と、
ゾッとしたんで林の中へすごすごと逃げました(笑)


20131122f.jpg
車道沿いの土手に咲く、バイカラーのセルビクス。
この一帯はバイカラーが多かったかな?
花もピーク過ぎたころか、葉っぱが展開し始めてました。


20131122g.jpg
車道を挟んで反対側の民家。

ここらへんではシベリアンハスキーやアラスカンマラミュートがメジャーだとか。
さすが寒い地方だけありますね。
左隅にちょこっと写ってるおばちゃんが、パンを一斤まるごと投げて与えてました(笑)


20131122h.jpg
「これぞセルビクス~」って感じの一枚。
原生地に行く前に頭に思い描いていたセルビクスはまさにこんな感じでした。

この葉っぱの細さと切れ込み、かわいいです~。



プラヴからコラシンへ向かう途中、幹線道路を離れて山道へ。
ここらへん、昨夜の寒さのせいか、暖かい車内でぼーっとしてたんで、よく憶えてません(笑)


20131122i.jpg
結構山を登ったかな?というところで停車。
この旅で初めてのスノードロップ。
「Galanthus nivalisだよ~」と、イヴァンが教えてくれました。

水滴がついた姿がかわいくて、マクロレンズで撮りまくり。


20131122j.jpg
近くにあったセダムも接写~。


20131122k.jpg
自分がマクロで遊んでいる間に、みなさんはヘレボルス探索。

ここらへんはオドルス単体のゾーンではないか、ということ。


20131122l.jpg
なんとなく黄色っぽい個体がありました。
・・・とはいっても、オドルス・パインみたいな黄色いものでもなく。

ここらへんは高度が高いので、平地で育てたら普通のグリーンになるのかもしれません。


20131122m.jpg
『激写してる人を激写する人を激写』(笑)

そろそろヘレボ探しに疲れてきていたころですね・・・。


20131122n.jpg
さきほどの場所からさらに移動。

花に変化が見られるようになりました。
オドルスとセルビクスの交雑帯に入ったのでしょうかね~。

交雑ゾーンは一株一株変化があって本当に楽しいです。


20131122o.jpg
車道から斜面を撮ってみました。

ちょうど谷のようになっていて、雪解けのころには沢のようになるのかもしれません。
この谷沿いにヘレボルスが自生していました。


20131122p.jpg
この一帯は他の花も豊富。

これはフキタンポポですかね~。


20131122q.jpg
手前の紫色のはシラーかな。

谷になっている場所は、種とか球根とかが流されて溜まるのかもしれないですね。


20131122r.jpg
渋~い個体。
これなんかはセルビクスの血が濃そうな気がしちゃいますね。


20131122s.jpg
幸せな添い寝(笑)

なんかだいぶ疲れた顔してますな・・・。


そして、沢をもっと登っていったところに、疲れを吹き飛ばす場所が・・・。



20131122t.jpg
スノードロップの大群生地!!!!!

これは本当に見事でした。
道路からは決して見ることはできない、山を登った者だけが見ることのできる楽園。


20131122u.jpg
このあたりは湿気もかなりあるのか、木の根元が苔むしていました。

自然が創りだしたアートな世界。
すっかり疲れや眠気が吹き飛び、大興奮でした。


さて次回。
いよいよこの旅のクライマックス!!??

「あれ」を発見した瞬間を書きたいと思います。
場所を特定できる書き方したくないから難しいですが・・・。
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クリスマスローズの原生地を訪ねて その8
2013-11-11 Mon 23:36
モンテネグロ、plav(プラヴ)の旅の続き。

山の上のセルビクスを堪能した一行。
次なるポイントへと車で移動します。

20131111a.jpg
道路わきから民家の敷地へ。
ガイドさんが案内してくれるんですっごく安心。

20131111b.jpg
納屋みたいな建物の脇に発見~。
バイカラーですね。

「かわいい~」「欲しい~」
などとキャッキャしていると、先に上の方へ行った人たちから、早く来いとお声がかかります。

後ろ髪引かれながら息を切らせながら登って行くと・・・。



20131111c.jpg
なんじゃこりゃ~。

辺り一面のセルビクス!!!!!

もはや唖然としてしばらくぼーーーっっとしちゃいました。


20131111d.jpg
もうね、なんかね、パラダイス♪


しかし、この多種多様さはなんなんでしょうか。
隣り合う花でも全く表情が違う。
今までもそう感じてきたけど、ここは特に。

この土地のオーナーがハイブリッドのミックスの種でもばらまいてるんじゃ!?
って感じるほど。

もちろんそんな物好きはいないわけで。
モンテネグロでは、園芸と言えば「食べられるものを育てること」だそうです。
花を育てて愛でるということはほとんどしないとか。
ましてや、ヘレボルスなんて地味~ですしね。


20131111e.jpg

景色も最高でした。
前回の山と違い、湖や民家も見えてとてものどか。

みんな、夢中で花を見てるけど、とても見きれるもんじゃないです・・・。
写真撮ろうと膝をついたり横になると、他のセルビクスを踏んづけちゃうという(汗)
いや、踏まないで歩くの無理・・・。


20131111f.jpg
自分が見つけた一番かわいいと思った子。

まん丸で太いピコティが入って、なかなかでしょ?
すんごい丈夫そうに見えますよね。
やっぱ、「ここだから」なんでしょうかね。

この場所で標高1,000メートルくらいあるそうです。
確かに斜面登ると少し息切れしました。

東京で育てたら弱々しくなっちゃうのかな~。


20131111g.jpg
ぽかぽか陽気の中でピクニックしてる人たち(笑)
お菓子食べちゃったりしてました。
なんか一人寒冷地仕様な方がいますけどね・・・。


20131111h.jpg
6枚弁があったよ~と言われて急いで見に行きました。
やっぱ探すと変なの見つかるんですね~。


20131111i.jpg
大株。
自生地での姿は美しいです。
花、茎、葉、すべてが生き生きしています。


20131111j.jpg
ずーーーっっといたかったけど、そうもいかずランチタイム。
ランチといっても15時回っていましたが(笑)

Kula Damjanova Hotel というところ。
この日に宿泊するホテルでもあります。
湖畔に建っていてとてもいい雰囲気の外観。

20131111k.jpg
素朴~な感じの食事。
でもおいしい~。

ただ、左上に写ってるパプリカが激辛でキツかった~。この旅で唯一「ダメだ~」と思った料理でした。
肉とかポテトはめっちゃおいしかったんだけどなぁ。

「どの国行ってもポテトは裏切らないね!」
とは四国造園ハギさんの名言(笑)


20131111l.jpg
腹ごしらえをして、もう少しセルビクスの観察へ。
今度はアルバニア方面へ進路を取り、山の近くへ。

前方の山を越えるとアルバニアだそうです。

このもうちょっと先にポイントがあるらしいんだけど、雪で車が通れず断念。


20131111m.jpg
でも、この景色見られただけで堪能しました。
まわりをぐるっと雪山に囲まれ、アルペン気分。
パノラマ撮影できたらよかったんだけどなぁ。


20131111n.jpg
雪道の脇で発見!!

有刺鉄線の柵沿いに自生してました。


20131111o.jpg
柵の内側は放牧場なのかな?
やはりそういった少し開けた場所に自生していることが多いみたいです。


20131111p.jpg
ムルチフィダスっぽい、細かく分かれた葉っぱ。
これを見ると、ムルチの亜種っていう感じがしますね。


20131111q.jpg
激写するイヴァンを激写!!(笑)

この場所も車道のすぐ脇。斜面の上は民家です。
ここは↑のムルチっぽい個体が集中している場所でした。
ほぼグリーン一色で、香りのある個体もありました。


20131111r.jpg
この日はこの旅で珍しく雨に降られず快適な日でした。
雨男と呼ばれ続けて肩身が狭かったんで、ほっとしました(笑)


20131111s.jpg
また湖近くへ移動。
ここも放牧場みたいな広い場所にセルビクスがびっしりでした。

もう18時近く。
でもみんな精力的に写真撮ったりしてますね。
疲れて倒れているわけではないですよ(笑)

20131111t.jpg
足の踏み場がありませ~ん。


20131111u.jpg
かわいいピコティの子発見♪

ピコティの個体は探すと結構ありました。
ベインは見かけなかったですね。


20131111v.jpg
いろいろ見てくると、こういう風情の剣弁花が愛おしくなってきます。


セルビクス尽くしの一日は無事終了。

旅へ行く前は、セルビクスにはあまり興味がありませんでした。
ひとつの種として認められていないし、弱いイメージだし、みたいな。
なんか掴みどころがないヘレボルスだなぁ、と思っていました。

そして実際に見て・・・。
もっと掴み所がないことがわかりました(笑)
いや、だからこそ面白いんだな、と。

交雑しているんだろうけど、じゃあなにとなにが交雑しているのか~とか、
行ったメンバーで話をしているのもとても楽しかったです。


ホテルへ戻り、一泊~。
20131111w.jpg
やっぱりポテトは裏切らなかった(笑)
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クリスマスローズの原生地を訪ねて その7
2013-11-05 Tue 22:01
大変ご無沙汰してしまいました。申し訳ありません。
中途半端にも程がありすぎですね・・・。

季節はすっかり秋。クリスマスローズシーズン突入です。
気を引き締めていきます。こんな私ですが、どうかお付き合いください。


さてさて、原生地ツアーの続きを。

モンテネグロのコラシンへ到着。
安いけどとってもキレイでおしゃれ~なホテル、「Hotel Bianca」。
http://www.biancaresort.com/bianca/index.php

ほんとはのんびりと疲れを癒やしたいところだったんだけど、いただいた株の根洗いや荷物整理なんかで
ほとんど寝られず・・・。

やっと片付いたとこでテレビをつけてみると・・・。
20130512a.jpg

ナルトやってるし(笑)
いや、夜中の3時とかですぜ~。モンテネグロの大きいお子様が見るのでしょうか?

ベッドに横になるとどっと疲れが出て、爆睡しちゃいました。
雨に濡れたからかなぁ。

朝。本当はあたりの散策に行きたかったんだけど、起きられず・・・。
でも、次の日の夜もこのホテルに泊まろう、っていう話になってたんで、散策はその時に。

20130512b.jpg
朝ごはんは少し控えめに。
前の日にがっつりと肉を食べていたんで・・・。


この日も雨の中の出発。
「誰のせいかな~」って視線はもう気にしない~。
コラシンを出発して、一路plav(プラヴ)を目指します。

その前にちょっと寄り道。


20130512c.jpg
コラシンにあるボタニカルガーデン。そのオーナーのvincek(ヴィンチェク)夫妻のお宅です。

ヴィンチェクさんはモンテネグロでも有数の資産家とか。
コラシン周辺では知らない人はいないという有名人らしいです。

セルビクスを見て回るにあたってボタニカルガーデンのガイドをつけてくれるということで、
ご挨拶にうかがいました。


20130512d.jpg
お宅におじゃますると、すぐにお酒が!!!!!
「ラキヤ」っていう蒸留酒。自家製で、ガーデンで採れた10種類の薬草が入ってるらしい。

下戸な自分ですが、さすがにこれは断れない!!
一気に飲み干しました。
喉を通るときの焼けるような感覚。胃に届いてからカーーーっと熱くなる感じ。初体験でした。
アルコール度数50%とかあるらしい・・・。
ベロベロになるかな?と思ったけど、抜けるのも早いらしく大事にはなりませんでした。

そうこうしてるうちにガイドをしてくれるイヴァンさんがやってきて、出発~。

20130512e.jpg
玄関先で一枚。
奥さん寝ちゃってますが・・・(笑)

先を急ぐけど、自慢のお庭もちょっと拝見。
20130512f.jpg
ロックガーデンになっていて、ヘレボルスやクロッカスなどが分けられて植栽されてました。
この旅へ来て初めて、庭にヘレボルスが植わっているのを見ました。


さてさて、コラシンから東、プラヴへむかいます。ほぼアルバニアとの国境に近い田舎町。
この旅のメイン、セルビクスを追いかけていきます。

一言でserbicus(セルビクス)って言っちゃってるけど、セルビクスはまだヘレボルス原種の分類としては
認められていません。
今はまだmultifidus(ムルチフィダス)やtorquatus(トルカータス)という位置づけになっているのでしょうか。
「トルカータス・モンテネグロ」なんて呼び方をすることもありますね。

ここ数年、セルビクスっていう呼び方だけが先行しちゃってて、じゃあどんなものなのよ?
って思っていました。
その疑問が少しでも解消できたらいいなぁ・・・。


プラヴは湖を中心に周りを山に囲まれた町。
リゾートとしてホテルなんかもあるようですが、さびれてしまってる印象。
まずは町でもうひとりのガイドの方と合流し、山の方へ。

アルバニア人の居住区があるらしく、そのガイドさんなしではよそ者は危なくて近づけないそうです。
ちなみにそのガイドさんもヴィンチェクさんの知り合い。

20130512g.jpg
小高い丘の斜面に、ヘレボルスが。

20130512h.jpg
雪山を背景にヘレボルス。なんて贅沢な風景・・・。


20130512i.jpg
岩場にユーフォルビアも見えます。


20130512j.jpg
グリーン一色なのかな?と思っていると、バイカラーの個体が。
グリーンの花のすぐ隣に生えていたりします。


20130512k.jpg
これ、なんか「お母さんと子どもたち」って感じがしちゃって撮ってみました。
葉っぱの芽出しの色がなんともいえずかわいいです。
そして、細いですよね。ムルチフィダスっぽいです。


20130512l.jpg
こんな刺激的なピコティの花も!!
しかもステムがぶっとい・・・。
セルビクスは弱々しいというイメージばかり持っていたんで、驚きでした。


20130512m.jpg
グリーンならグリーン、バイカラーならバイカラーでコロニーを作っているわけではなく、
混在してるんです。
これは交雑していることを意味しているのか・・・な?


20130512n.jpg
これも、隣り合ってるけどこんなに違う。
それにしてもこいつもステムが太い~。


20130512o.jpg
背景の山にほどよく雪が積もっていて、とても幻想的。
ここはずーーーっといても飽きません。
いやほんと、一日中いたかったなぁ。


20130512p.jpg
景色もいいけど、こんなキレイなヘレボにも出会えるし。


20130512q.jpg
ヘルツェゴ
の原生地も桃源郷だったけど、ここも天国みたい。


20130512r.jpg
現実の世界とは思えない美しさでした。ただため息ばかり。


20130512s.jpg
この場所について説明してくれているイヴァン。
ここはトルコ人の墓地だったそうです。
でも今はアルバニア人の居住区。なので墓石は放置されているんだそうです。

ここでも民族同士のせめぎあいを目の当たりにしました。
こういうのはほんと、日本人にはピンと来ない話ですね。

あ、ちなみに、この丘に生えているセルビクスのことを、「serbicus muliti」(セルビクス ムリチ)と、
ヴィンチェクさんは呼んでいました。
「葉っぱが細かいセルビクス」ってこと・・・なのかな?


このあと、さらなる桃源郷が我々を待っていたのでした。
続きます。
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